組合において、数年来計画していた「後継者育成研修制度」を今年度より開始し、6月15日に本研修制度を利用して、インドネシアの当組合子会社(トランツプランツ・インドネシア)にて海外研修(6月18日〜12月7日/6ヶ月間)を行ないます。
本研修においては、菊の苗作りの基本から栽培管理、病害虫対策等の花卉生産者としての初歩から、農業経営やパソコン等を利用した経営管理、インドネシアという外国生活を通して語学や生活環境の違いなどのさまざまなことを学んでもらいたいと、考えています。
また研修期間内には、シンガポールやマレーシア・台湾などの花産地を視察してもらい、グローバルな視点から世界の中の「沖縄」としての花産業を考えてもらうなどのカリキュラムを組んでおります。
本研修制度は、今年度から国が推進する「人・農地プラン」に関連する「青年就農給付金準備型」や県一括交付金制度内の「沖縄県青年就農給付金事業」および「沖縄県新規就農一貫支援事業」と連携し、今回の海外研修と県外大手花市場との連携による研修(半年間)を組み合わせ、一年間で生産から販売、消費まで幅広い視点で「花産業」を学んで、今後、花作りの後継者として、また、花栽培の生産者を支える関連産業に携わるものとしての路を進んでもらえるように考えて、研修内容を作っております。
今回の研修には、第1期研修生として、組合としての生産者の指定から募集をかけ、3名の後継者(島袋 智晴さん/うるま市、大城 正樹さん/今帰仁村、外間 元隆さん/国頭村)と1名の研修生(知花 貫徹さん/読谷村)の4名をインドネシアに18日出発で送ります。
今後も、毎年3〜5名程度を海外・県外研修を通して、花卉生産後継者とて育成し、今後の沖縄の花生産に携わってもらえればと考え、事業を推進していきます。